Panoramaに注目
ブライアン・エグラー 2009年7月25日
Microsoftは常に、巧みにソフトウェアを獲得してきました。1996年にMicrosoftは、Panorama Software社(以下、Panorama)からOLAP技術を買収してBI市場に参入しました。それがSQL Server Analysis Servicesとなり、SQL7.0に導入されました。Panoramaは未だ健在で、SQL Server 2008 R2の一部として2010年リリース予定のProject Geminiにも一役買っています。
Project Geminiとは、Office2010をSQL Server 2008 R2と統合するプロジェクトの名称です。最近の発表では、Panoramaはこのプロジェクトに関して、Microsoftと再度パートナー関係を強めているということです。Panoramaの既存のBIクライアントツールであるNovaViewは、既に高性能なBIクライアントツールとして用いられています。
MicrosoftがProClarityを買収しPerformance Point Server 2007をリリースしたとき、Panoramaの一番の競合他社が勝利を収めたように見え、またその兆候もありましたが、状況は多くの人々が予測したようには進みませんでした。そしてPerformance Point Server 2007はSharePoint Services Enterpriseへと組み込まれました。PanoramaはProject GeminiでMicrosoftとともにExcelのフロントエンドを強化し、返り咲くチャンスを得たことになります。
使い慣れた製品が基盤になっているので、エンドユーザはExcelのインターフェイスを好みます。実際、エンドユーザはExcelについて大変詳しいです。このExcelのインターフェイスはスプレッドシートではなくOLAPキューブから直接データが取得されます。そのため、SQL Server 2008 R2でこれを強化することは理にかなっています。
Panoramaは自身のソフトも強化する予定ですが、最新版であるOffice 2010とSQL Server 2008 R2ではMicrosoftの配信機能に力を貸すという内部情報があります。これは企業自体を買収するのではなく、技術のみを買収するという現在の傾向を反映しています。これでパートナー企業であるPanoramaは効率的で融通の利く状態を保ちながらMicrosoftに必要な技術を提供することができ、今後も「技術提供者」としての権利を持ち続けることができます。MicrosoftはDundas社とSQL Server Reporting Servicesの技術連携にも、このような両者に有益な戦略を提供しています。
ここから将来の素晴らしい展望が見えます。